camuna’s diary

自分らしい暮らし方、はたらき方について綴ってます

81歳の母がキライだ

わたしにとっての母

結婚するまで24年間家庭でやさしく育ててくれた。3人兄弟の末っ子で唯一の女の子だったわたしは、小さい頃からうっすら「わたし、甘やかされてるな」と思っていた。

一緒に住むまで何の違和感もないありがた〜い母だった。

 

3年前同居してから、わたしは母にイライラしている

   

そもそも母という女性

 

基本あまりものごとを深く考えない。キモが座っているというより「わからんから、知らんから、よしなにやっといて」というスタンス。

離婚や不登校でわたしが落ち込んでいる時も、ノウテンキだった。なにが起こってるのかさえも聞かない。ムスメが、孫が、大変な時なのにいつもと変わらずおやつを持ってきては帰っていった。根掘り葉掘り聴かないのが助かった部分でもあり、相談相手にはならないという頼りなさもあった。

 

 

自分の意見、気持ちを言わない

 

お寿司盛り合わせ。

誕生日の母に好きなネタをお先にどうぞと勧めた。

取らない、というより取れない。

わたしたちに先に好きなものを取ってという。

ここは取ってくれ〜!誕生日なんやから〜!

 

一事が万事これ

今日お風呂入りたいか?(あんたらが入るなら)

旅行どこへ行きたい?(どこでもいい)

なに食べたい?(なんでもいい)

 

そのくせ、頻繁にギョウザを買ってくる。

食べたいものはある

 

 

ユーモアが通じない

お金の管理がルーズでできないので、わたしが代行している。この前、孫にクリスマスとお年玉を渡すだろうと母にいくら用意するのか尋ねた。総額いくらか検討がつけられないみたいだったので、渡したい金額を記入できるように表を作って渡した。

横軸  クリスマス/お年玉

縦軸  孫の名前

その孫3人の下にこっそりわたしの名前も忍ばせておいた。

「なんであんたの名前並べて書いてるんよ〜笑」「キャハハ、冗談」

みたいなやりとりを期待して…

 

わたしのお年玉の欄に10000円記入して持ってきた。

笑うこともなく真顔で「これからは自分で出金メモしとかなあかん。怖いわ」と。

意味がわからなかったが、よーく聞くと、つまりはわたしがお金を騙して取ろうとしたと思ったらしい。

 

自分のムスメをそう思うのか。

ショックを受けたし、落胆したし、こんないたずらしなきゃよかったと後悔した。

 

ユーモアは通じない

 

  

なぜキライなのか

高齢にもなったしアタマの回転もわるくなるだろう、もともとの性格もあるだろう、そんなことはわかっているのになぜイライラするのか。

 

たぶん、離婚前のわたしの人生と重なっているからだと思った。

離婚を機にわたしは明確にこう生きたいと思うものができた。

 

たとえば…

  • 世間体で決めていた→自分の価値観で決めたい
  • 好きなものをガマン→やりたいことはやる
  • まじめに→ユーモアのある人生
  • いい人と思われたい→無理にいい人ぶらない 

 

わたしの嫌な部分が見えるからキライなんだ。

 

そんな母だけど

(飲んで帰るので)夜遅くなるという50歳のムスメに、夜道気をつけるようにいう。

 

きっと、亡くなる時は泣いてしまうんだろうと思う。怒ることなくゆるゆるとやさしく育ててくれたことを思い出し、感謝の涙を流すんだと思う。