夕暮れ
この前の水曜日、5時半ごろ電車から降りて家に帰ろうとしていると、
ふらふら〜ふらふら〜
のろり〜のろり〜
歩いている、うちの制服の男子中学生が目に入った。
近づいていくと、
わが子よ〜⁉︎
なんでこんないじめられてとぼとぼ帰るみたいなん〜?
いつも、そうなん〜?
仕事をして帰るといつも7時半は過ぎているので、帰宅の時間はほぼほぼ家にいない。ましてや帰路の見ることは中学生になってからあったかな?
うしろから追いかけて、(すぐに追いつく)声をかける。
見つかった!風でもなく、なんとなくうれしそうな顔。
単刀直入に「なんでこんなゆっくり歩いてるん?」
むすこが語り出す。
この帰り道の風景が好きやねん。
ちょうどここからの、この夕暮れの空の色、きれいやと思わへん?
この情感を大切に思える、
この景色をちゃんと感じられる
感性のある子に育ったことを
こころからうれしく思った。
小学生からみんな忙しすぎる。
学校、習い事、クラブ…
こんなステキな時間を慈しむむすこ。
ステキな男子になりや。
そのままでいい。